JAPAN CYCLING CHRONICLE

Cycling Photos in Japan

カモシカについて

 出ましたが 相変わらずのダメダメモードでした。スタコラ行ってしまったカモシカ

冬枯れの中のルリビタキ


夕方カモシカのねぐら探しをしていてやっと見つけた本日2匹目 カモシカ


と言うことで終了です。

 今日ウロウロしている最中にハンターを見つけましたが どう考えてもこの辺で居そうなのはカモシカだけなのですが コイツ何を狙っていたんでしょうか。だいたい密猟をしていそうなヤカラは検討がつくんですが(と言っても確かなところはわかりません)近くでカメラを構えていると早々に逃げて行きました。
 毎年これだけの量のカモシカを見ていると 絶対密猟が行われているという確信はあります。3年前ぐらいから鹿がだんだん少なくなってきているので ハンターたちが簡単に撃てるカモシカに狙いをつけているのは感じられます。
 こんなニュースも入ってきています。朝日村で有害駆除で射殺したカモシカの毛皮を売るというものです。小谷村の道の駅ではすでに以前からカモシカの毛皮を売っています。こんなことがカモシカの密猟に拍車をかけることは間違いありません。東京あたりから高い高速代に燃料を焚いてきて手ぶらで帰るのは 忍びないでしょうから。そんなところに目をつけた商売が横行しています。こちらで 場所を案内して猟犬まで用意して他県のハンターのガイドをする商売です。
 この際いろいろカモシカを取り巻く状況についてお話ししてみましょう。 環境省の野生鳥獣の保護管理のサイトその中でカモシカについてはこんな感じです。資料について私から見たら突っ込みどころはたくさんあります。基本的な考え方はこちらで示されていますが 長野県でどのように行われているかというと こちらに書かれております。ここでも総数の算出の仕方や一定のところに縄張りを持って定着しているといったところにかなりの疑問を持っています。
 大事なポイントは 各市町村から提出される「特定鳥獣保護管理計画(カモシカ) 平成 年次計画書」です。この被害状況の報告がまともに調べられているはずがない。そんなことまともに調べている役所の人間を雇うような人件費があるわけがない。畑に出てきて取り残している野菜を 冬場食べることがあっても知れています。そして定番のように言われている檜の芽を食べるという点ですが 食べると言われている5年から10年生の檜がどれだけ植林されたのでしょうか。要は お役所の大好きな前年並みという発想から出てくる数字となっています。
 これならまだいい方ですが ある市役所の人間の言った「カモシカのせいで去年2回も休日出勤をさせられた。」など言うのが本音の申請理由だったりしているんじゃないのでしょうか。それが証拠におよそ造成林でカモシカの被害にあっているというのとは程遠い人家のそばでカモシカの射殺が行われているという事実です。
 私はカモシカが好きなので どうしてもカモシカよりの見方をしてしまいますが みなさんどのように感じられますでしょうか。行政の無知 横暴 ムダいろんな所にあると思います。きちんと事実に基づいた認識をしておかしな所は直させないといけませんね。

 今年の冬のテーマは あまりに冬鳥が少ないので ずっと以前から頭にあった「カモシカの密猟の摘発」をテーマの一つにあげておきましょう。とりあえず来年の3月までに1件の摘発を目標といたします。

 朝日村カモシカの毛皮販売に対する抗議メールは こちらへsoncho@vill.asahi.nagano.jpお願いします。