JAPAN CYCLING CHRONICLE

Cycling Photos in Japan

RDTA 災害救助犬試験IRO公認 富士見高原

 今日から22日(日)まで富士見高原で行われるRDTA主催でIROから公式な審査員を迎えてIRO公認の国際救助犬試験です。この試験に合格した犬だけが国際的な災害救助犬として現場に出ることができます。
瓦礫会場での捜索
クラスによってA段階とより難しいB段階とにわかれます。

災害救助犬は警察犬のように犬種の制限がありません。したがってどんな犬種も訓練次第で災害救助犬に成れます。

試験にはこのように暗闇でしかもガラガラポリタンクがなるようないろんな仕掛けがしてあり 捜索の邪魔をします。

決められた時間内にA段階で二人 B段階で3人の被災者を探さないと合格しません。

はぁ〜疲れた。

見事B段階の合格です。

そんなに見つめても何も出て来ませんが

災害救助犬にはいろんな現場へ出動する機会があります。

体高の高い大きな犬ばかりでなく 瓦礫の穴にも果敢に入っていける小型犬も活躍します。

災害救助犬ならではの試験。移送の際にあらびないように訓練できているかの試験。

いつもお茶目で落ち着きのないミニチュアダックスフンドも伏せたままじっと何分間も待っています。

意外と難しいトンネル抜け。先がビニールシートで覆われているのでそこをかいくぐっていくのは以外に難しい試験です。

服従試験も色々とされます。他の犬や人に惑わされない試験。

基本的な服従試験と実際現場で必要とされる被災者の捜索能力が試される試験が行われます。このトンネルの中に居まっせ。

被災者発見!!
いまいち自信がない鳴き方ですが多分、、、、居ると思います。

やったあ居ました。

3人全員探し出しました。
以前は探せずにウロウロしていたこのペアも やればできる子になりました。B段階合格です。

現場は 被災地さながらに発煙筒が焚かれたり 救急車のサイレン音やブルの音が大音量で流されています。しかも普通に作業する人を想定して何人かが捜索会場内を歩きまわっています。

訓練の成果が発揮できたのでしょうか。

確認する声も緊張気味です。

プロの指導手による遠隔操作が的確にできてもその時の犬の状態によっては結果が出ない場合もありました。


シバMIXくんもイマイチ気がそぞろでした。

実際の瓦礫捜索会場を上から見るとこんな感じです。

 この国際救助犬試験に通り270点以上を取るとIRO主催の国際救助犬のワールドチャンピオンシップに出場する権利が得られます。
 この試験は日曜日まで 富士見高原の八ヶ岳鉢巻道路沿い(看板が出ています)で行われますのでぜひ見に行ってやってくださいな。
 こんな何年に一遍かの出動に備えて 日々たゆまぬ訓練をし 備えている方々がいるんです。