JAPAN CYCLING CHRONICLE

Cycling Photos in Japan

2012全日本学生個人ロードレース 木祖村

 今日は木祖村で行われた大学生のレースの中でインカレに次いで大事な全日本学生個人ロードレースです。昨夜からの雨が降り止みません。

3年生になりました。相変わらず元気な二人

こんな味噌川ダムの周りを周回します。女子は11周回+1kmのヒルクライムで約100kmです。左下のお山の上の公園がゴールです。


お久しぶりの宮田菜摘

長野県の国体予選がスタートした後 女子のスタートです。

今日は長野県の国体予選も同時に行われています

女子2周回目

先頭 まだまだ動きはありません。いつもの様に国体予選が終わる6周回ぐらいから動きが出ます。

少年組4周回の横山航太が引き成年組丸山厚 山本聖吾 北沢竜太郎が続く。


女子3周回先頭

どこで誰が仕掛けるのかそろそろです。
こんな美しい橋の上も通ります。

4周回先頭 佐藤咲子 続いて上野みなみ 塚越さくらが続きます。

その後ろには 福本千佳 中村妃智が続きます。

霧に煙る橋

長野県に就職した小段亮 まだトレーニングが足りないのか。

5周回 木村亜美(つぐみ)と佐藤咲子が飛び出し 木村がこのまま一緒に逃げませんかと渋る佐藤を説得しています。

この時まだ後続は 30mぐらい後ろ。

後続集団後続集団

6周回 二人の逃げが決まり1分以上の差がつきます。
第2集団はまだ追いかける様子を見せていません。

7周回 逃げるのを渋っていた佐藤も先頭を引くことに参加。

補給も寒いせいかあまり取ることは少ないです。

8周回に向かう先頭の二人

差が縮まってきました。追う第2集団

高校生ながら粘る宮田菜摘

8周回から9周回に向かう木村亜美が一人で逃げています。霧が、、、。

画像を修正しているからこんな感じですが 木村亜美
2番手佐藤咲子

福本千佳を先頭に追う第2集団

ここでゴールの山登りへ。先頭で姿を見せたのは 上野みなみ

2012年全日本学生ロードレースを制したのは上野(うわの)みなみ 鹿屋体育大学 3時間02分38秒

2位は 塚越さくら 鹿屋体育大学

3位は 小島蓉子 日本体育大学

全日本に次いで厳しい設定となっているこの大会はゴールするなり倒れこむ選手が続出です。

4位福本千佳 同志社大学

5位に 逃げていたのですが最終周回に捕まった木村亜美(つぐみ) 鹿屋体育大学が入ります。

ゴールするなり泣き出し 監督によくやった今日鹿屋がワンツーフィニッシュができたのは 木村のおかげだと褒め称えられ泣きが止まりません。木村亜美

6位 合田裕美子 早稲田大学

7位 中村妃智 日本体育大学


8位に 佐藤咲子

監督の言葉に涙が止まりません。塚越さくら

どんな時でもあいかわらぬ男前なやつ 上野みなみ

4年生でラストレースであった木村亜美 監督のねぎらいの言葉に涙涙です。

ということで女子表彰式 仲良し同学年生

表彰台 1位 上野みなみ 2位 塚越さくら 3位 小嶋蓉子

女子オープン1位 佐藤咲子

ポイント賞 木村亜美

高校生での参加賞 伊藤杏菜

入賞3シスターズ 鹿屋体育大学

何でもやります?

成長期待シスターズ

本日の栄誉をたたえては 上野みなみはもちろんですが 感動をみんなに与えた木村亜美

本日はいつもな雨の木祖村でした。

 ということで女子でもきびしい設定な学連の個人ロードレース女子が終了しました。写真としては良い写真は残らなかったかもしれませんが心に残るレースとなったことは間違いありません。

 今回みんなに感動を与えた木村亜美。軽量なので集団の中に居て最後のゴールスプリントに加わっても勝ちはない。そんな木村に課せられた作戦は逃げて勝つことです。そして最後につかまったとしても他チームに脚を使わせることで役に立つ。学生最後のこの個人ロードレースに勝つことは木村にとってどんな思い入れがあったのでしょうか。
 こんな感動があればこそ いい年をしてまた出かけてしまいます。ゴールした木村の泣く姿に思わずもらい泣きしてしまいました。これからもがんばれ木村亜美!!