JAPAN CYCLING CHRONICLE

Cycling Photos in Japan

全日本ロードレースの間に 読んで!!

朝から日本スポーツ仲裁機構に電話した。クレームの内容は 

仲裁判断の骨子
http://www.jsaa.jp/award/AP-2016-001.html

これを読んで

最初に 今回のアジア選手権は 誰が勝つというよりも日本チームとして勝利し 日本にオリンピック参加枠をもう一枠確保するという使命があったということを確認しておきたい。

1) 日本スポーツ仲裁機構自ら十分な審議がされていないと言っているのに結論を出している。それが間違った判断であるかもしれないのに申立人の主張通りになっている。
NHKのビデオを見れば JCFの判断の正しさは 自転車競技を見ている人なら誰にもわかる事実である。にも関わらず
「①鄯の指示のうちアタック潰しについては両者の主張は食い違い申立人が明確にこれに違反したという客観的な証拠は存在しない。したがって、本件処分は客観的な証拠に基づくものではなく、日本スポーツ仲裁機構の仲裁判断の先例にいう「②規則には違反していないが著しく合理性を欠く場合」にあたると考えられる。」
 このような判断がされている。証拠は NHKの撮影した動画があるだろう。

2) 仲裁人である下條 正浩氏
http://www.jsaa.jp/doc/arbit/086%20shimojo.html
は アイスホーケーしかしたことがない全く自転車競技とは 無縁の人間である。このような人間にことの判断を任せること自体 明らかにおかしい。ロードレースをマラソンや100m競争と同じ早いものに 優位があると思っているような人間に判断される恐怖。ましてや今回のアジア戦はとにかく勝利して 日本にオリンピック参加の一枠を得るというミッションが あった。ロードレースは サッカーゲームに近く それぞれのポジションや状況の判断能力が問われる競技であるという認識がない人間が どうして仲裁などできようか。全日本で 内間の落車を見た井上和男が すぐに停車した意味をこのパネラーに理解できるわけがない。サッカーでサイドバックのディフェンスが 敵がセンターから攻めてきたら 私は言われてないので知りませんよというレベルの話である。それと同じことがされていたという認識が この判断をした弁護士にあるのだろうか。こんな無責任な判断がされているのなら日本スポーツ仲裁機構を  名誉毀損 混乱による損害賠償などで民事訴訟という形で司法の場に引っ張り出して どこが仲裁しているのか自分たちの判断がいい加減であったことを認識させるしかない。

3)申し立てが行われたのが 6月21日 そして 決定されたのが 6月24日 被申立人である自転車競技会は6月24日までに仲裁機構に対していろんな証拠を提出できるわけがない。ましてや全日本で連盟みんながバタバタしている時であり 意図的な悪意ある申し立ての提出時である。そんな被申立人の証拠がなにもないまま判断を下す日本スポーツ仲裁機構というのは どういう存在なのであろうか。今後判断の詳細が出るそうだが 新しい証拠の採用はしないという。


4) そもそもオリンピック参加への決定は UCIによって決められる。ただ 突然の事態もあり 日本の自転車競技連盟に 参加選手の判断は任されている。男子が 新城 内間に決まったのは UCIポイントもあるが JCFが考えた戦略に沿った人選である。他の男子選手にも思うところはあるだろう。まず UCIに決定権があり 次にJCFなのである。

結論)

過去にはこんな決定もされている。

http://www.jsaa.jp/award/AP-2014-007.html

その中にこんな判断がされている。


「申立人とAの過去2年間の成績を比較したとき、両選手の成績は拮抗しており甲乙つけがたい状況である。このように2人の選手の成績が客観的に拮抗している場合には、競技団体において選出権限を有する者がいずれの選手を選出しても裁量権の範囲内と解すべきである。更に本件においては、2014年世界選手権大会のエリート女子の選手の選出基準とされている全日本選手権の成績及びUCIポイントのいずれにおいてもAが少し上回っているので、本決定は合理的なものとして、本仲裁パネルも尊重すべき決定といえる」

今回の全日本選手権
成績上位者より選考するとあり 1位であるから決まるとは書かれていない。
A選手が 退院して3週間で臨んだ全日本選手権であるにも関わらず差は4秒であることUCIポイントは 遥かにA選手のほうが多いことなど 
つまりは
JCFが 自ら決めたオリンピック選手を発表をすればよいのである。


取り急ぎ クレームは下記の電話番号へどうぞ。
日本スポーツ仲裁機構(03)5465−1415

たった一人の弁護士の判断で ことが決まるようなスポーツ仲裁機構 そのために競技連盟全体が汚名を受け 混乱させられるようなら無責任な決定をしたスポーツ仲裁機構を 民事訴訟するという手段もありでしょう。

JCFの毅然とした態度を望みたい。もう わけのわからん輩に引っ掻き回されて 不愉快な思いをするのは たくさんだ。

この文章で訴えるなら訴えてくれば良い。しかし ほとんどの自転車競技関係者が感じている不快感は消えることはないという事実を思い知るが良い。