JAPAN CYCLING CHRONICLE

Cycling Photos in Japan

シクロクロス全日本選手権大会速報2男子

 続いて男子に行きます。どんな競技でもそうでしょうが 全日本選手権とはその競技を行う者たちにとって一番欲しいタイトルです。全日本選手権とは日本一をを争う大会なのです。男子スタートは12時でした。

7連覇している辻浦圭一が出遅れました。



しかし1周回目中盤のシケイン手前では辻浦がトップに立ち、丸山厚 竹之内悠 小坂光の4人の先頭グループが出来ていました。

コーナーのインを突く先頭争いが行われました。

一歩も譲れぬ戦いです。

2周回に入ると小坂光が やや遅れ始めます。こんな坂をワシワシと登っていきます。

今シーズンいまいち結果につながりませんが モチベーションなのでしょうか 山本聖吾。

ロードレース最強チームシマノレーシングから送り込まれた刺客 8番のビブナンバーをいただいた?王子こと畑中勇介も勝手が違うようです。

2周回後半には 辻浦の独走となりました。

3位の丸山厚の後ろから トラブルで1周回目出遅れた小坂正則がひたひたと忍び寄ります。

4位小坂光が おやじのパワー(執念?)には まだ勝てないのか 5位に落ちます。

どろんこのコースでほぼ毎周回 バイクが交換されます 辻浦圭一。

他を寄せ付けるスキはありません。辻浦圭一

どんどん周回遅れを作っていきます。

2位竹之内悠も以前とは違う大人を感じさせるパワーのあふれた走りですが差を縮めることはできません。

丸山もどろんこはあまり得意としていないのか 後退していきます。

「ザ シクロクロス」と言っても良いこのコース状況に 辻浦のスキル 登坂力が光ります。

しかし いかなチャンプ辻浦といえども苦しそうです。

そんな中 いつの間にか2位に躍り出ていたのは 小坂正則でした。年齢を感じさせない走りです。

小坂の猛追も及ばず 辻浦の独走が続きます。

最後のゴールに現れた2009~2010シーズンシクロクロス全日本選手権優勝者は 辻浦圭一 ブリヂストンアンカーです。

小さなガッツポーズから喜びを爆発させました。8連覇です。

辻浦フアンに囲まれます。

表彰台でインタビューを受けた時 いつもクールな辻浦も思わず涙です。

表彰台

最後に 女子 男子 U23のチャンプで

それぞれがいろんな涙を見せた全日本でした。涙の理由は本人にしかわからない所です。でも 感動をありがとう。