JAPAN CYCLING CHRONICLE

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シクロクロス全日本選手権男子速報

 男子行きます。雨こそやみましたが コースもコンデションもこれぞシクロクロス全日本と言う男子クラスのスタートです。
 この日にかける思いは人一倍であったでしょう。レースが近づくに連れて声をかけるのもためらわれたと言うほど集中して7連覇と言う偉業をかけてこのレースに臨みます辻浦圭一

12時男子のスタートです。

1周目をトップで帰ってきた辻浦圭一

1周目のシケイン

コースはただでさえどろんこなのに 前のレースで荒れていてコース取りが 重要になっています。

コースは 変化に飛んでいます。平野星矢

スタート後27分もすると 2位グループとの差が広がります。辻浦圭一

追撃する小坂正則 山本聖吾の2位グループ

このコースの最大の見せ場 難所は泥水プールからの土手でした。そこを乗車したまま駆け上がったのは 辻浦圭一ただ一人(後注:スワコの中山和也も)でした。左側から土手に向います。

ただここに 大きなこのレースのキーポイントがあったのです。辻浦選手のコース取りをご覧ください。

左端から来た辻浦選手は 土手直前でプールを横切り右端から土手を登ります。

2位グループ以下 他の選手は最短距離を登ります。

 このように 毎周回同じルーティンで この土手をクリアしていました。辻浦選手の脚力から生まれた戦略なのか 他の選手が気づかなかったコース取りなのでしょうか。いずれにしても ここでのハンデが 周回を重ねるごとに積み重なって行ったのは事実です。そして ここがキーポイントだと感じて ここの攻略方法を考えたのは 辻浦圭一です。
 前年度シクロクロスミーティングシーリーズチャンピオンとしても欲しいタイトルです。丸山厚 スワコレーシング

去年から人が変わったように ひたむきな山本聖吾 快レーシング

マウンテンバイクの元全日本チャンプで このシクロクロスの全日本チャンピオンを取るまでやめませんと宣言している小坂正則 スワコレーシング

シクロクロスには 本当に小さな頃から出ている竹之内悠 TREK 4位U23優勝です。

今年になって がらっと変わり本当に強くなってきた小坂正則の息子小坂光 スワコレーシング

階段も力強く登って行きます。辻浦圭一

高速で泥の中に突っ込んで行くのには バランス感覚が重要です。辻浦圭一

最後のゴールは 2位以下を1分以上はなしての辻浦圭一の優勝です。

表彰台に上がると思わず涙ぐむ山本聖吾 どんな思いがあったのでしょうか。

いつも穏やかなチャンプらしい優勝インタビュー。

そして シャンパンファイト!

表彰台

いろんなTVやメディアが来てインタビューなどして居た中 快く撮らせていただきました。

という事で 辻浦圭一 ブリジストンアンカー シクロクロス全日本選手権7連覇です。おめでとうございました。